2022年09月03日 07時45分
佐賀市の佐賀県立美術館で開催している、目の錯覚を利用した不思議な作品が並ぶ「どがんなっとっと展」(佐賀新聞社主催)は4日に閉幕する。子どもたちでにぎわった夏休み明けの今週からはシニア層が急増し、原理を理解しようと、じっくり楽しんでいる。 作品100点を手がけたのは工学博士で明治大学研究特別教授の杉原厚吉さん。錯覚アーティストとして活躍している。だまし絵を立体として実現させた作品は、実物が鏡では異なって見えたり、影が移り変わったり。訪れた人たちは、不思議を解明しようと、あらゆる角度から見て回っていた。 夫婦で訪れた中尾千代子さん(84)は「不思議な作品ばかり。脳トレになります」と話した。 3、4日の開場時間は午前9時半~午後6時(最終入場は午後5時半まで)。(福本真理)