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この日の顔 大坪桂一郎(佐賀市)
2016年02月22日 10時27分

県トップの高校生が競う29区(10キロ)。制したのは鳥栖工高のエース大坪桂一郎(佐賀市)だった。ライバルたちとの一歩も譲らないデッドヒートの末、ラスト500メートル過ぎに飛び出した。
「1位だけにこだわった」という。頭にあったのは唐津市で14日、開かれた唐津10マイルロードレース。白石高の副島将平と鳥栖工高の井手孝一に遅れをとり、辛酸をなめた。その副島が鹿島市、井手が嬉野・太良で同じ区間を走る。「今度は負けられない」
レースは序盤の混戦模様から一人また一人と離脱。最後は再び三人の競り合いとなった。そして大坪は意地を見せた。「最後で粘りきれなかった前回のレースが悔しかった」。力走はチームに勢いを与え、日間賞への流れも呼び込んだ。
大学に進んで全日本、箱根、出雲の「3大」駅伝への出場が目標という大坪。今大会を「はずみがつく大会になった」と振り返る。次の舞台は28日の鹿島祐徳ロードレース。高みを目指し歩みを止めない。