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佐賀、日間賞で一矢 39年ぶり3位
2016年02月22日 10時29分

最終33区。佐賀市のアンカー中村友一(コイケスポーツ)が歯を食いしばって駆け込み、今大会初のゴールテープを切った。ただ、歓喜の輪は広がらなかった。チームは1977年の第17回大会以来、39年ぶりの3位に沈み、羽立博文監督の「お疲れさま」の声も弾まなかった。
この日もつまずいた。前半スタートの24区で吉岡幸輝(順天堂大)が区間7位。けがを押して出場した28区の村井隆史(佐賀広域消防局)も2キロすぎに左足がつり、直後に右足もつって「たすきをつなぐのがやっとだった」
後半は29区で大坪桂一郎(鳥栖工高)が区間賞を獲得。坂井希美(同)、中村も区間賞の走りで続き、今大会初の日間賞で一矢を報いた。だが、優勝した小城市との差は昨年よりさらに開いた。
今大会は吉岡、村井らエース格の不調が大きく響いた。「これまでチームを引っ張ってきた名波谷一朗、中村に代わる次代のエースを育てなければ」と羽立監督。明確な課題を前に、巻き返しを誓った。