２６秒に３チームがひしめく熾烈（しれつ）な５位争いの中、三養基郡が奮闘している。初日５位と好発進すると、この日も全員が粘り強くたすきをつないで目標の６位をキープ。第２日までの累計タイムも前年より８分４３秒の短縮に成功し、大久保裕治監督は「全員が期待以上の走り」と納得した表情。

　全日本実業団駅伝に出場した戸上電機製作所の渡邊太陽と堀聡介の頑張りがチームに勢いを与え、２３区（１１・８キロ）の３３歳山田晃也（県庁）も区間５位の力走。「精いっぱい走って自分たちもいいところを」と言葉通りの意地を見せた。

　勝負の最終日に向け、大久保監督は「地元のおやじたちの意地を見せてほしい」－。社会人選手たちの奮起に期待を寄せた。