佐賀新聞創刊140周年記念 北斎・広重 大浮世絵展 佐賀県立美術館 – 佐賀新聞

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「北斎・広重 大浮世絵展」閉幕 5万人魅了、二大巨匠「対決」にリピーター

2025年09月01日 06時30分
「北斎・広重 大浮世絵展」閉幕 5万人魅了、二大巨匠「対決」にリピーター
 佐賀市の県立美術館で開催された「北斎・広重 大浮世絵展」(佐賀新聞社主催)が8月31日、約50日間の会期を終えて閉幕した。葛飾北斎と歌川広重の「二大巨匠」が時を超えて対決するという構成がリピーターを生み、5万人以上が来場した。 佐賀新聞創刊140周年記念事業で、県内で開かれた浮世絵展としては過去最大級。葛飾北斎の「冨嶽三十六景」や歌川広重の「東海道五十三次」など代表作を含む236点が並んだ。展示時間を午後8時まで延長する「ナイトミュージアム」も、じっくり鑑賞できると好評だった。 最終日は、開館前から行列ができ、多くの家族連れなどでにぎわった。来場者は音声ガイドを耳にじっくり鑑賞したり、精緻な色彩表現や構図の巧みさなど感想を語り合ったりしていた。北斎の妖怪絵や広重の滑稽絵なども人気を集めていた。 美術館の学芸員を目指して受験勉強中の浪内(なみうち)ひまりさん(18)=福岡県八女市=は「北斎は線が繊細で、広重は色使いが大胆。日本を代表する2人の画家を比べて見ることができ、大満足」と笑顔で話した。(小島発樹)

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