2023年07月14日 05時15分
新感覚の体感型アートを楽しむ「魔法の美術館」(佐賀新聞社主催)が15日から佐賀市の県立美術館で始まる。国内外で多くの来場者を記録したデジタル技術を使ったメディアアートの展覧会で、佐賀では初めて。8月27日まで。 会場には、デジタル映像やアニメーション作品を制作する9組(個人を含む)のアーティストの15作品を設置し、どれも直感的に遊ぶことができる。画面に映り込んだ自分の影を動かして大きなボールで遊んだり、白い本の中にアニメーションが登場したりと、光に包まれた幻想的な世界が広がる。 13日は、アーティストらが映像などを確認しながら準備を進めた。さまざまな物を組み合わせたオブジェに光を当てると全く異なる影が浮かび上がるアートを手がける佐藤江未さん=東京都=は「影だけでなく、オブジェ自体も楽しめるように創作している。実際に作品を動かして、楽しんでもらいたい」と調整を重ねていた。 会期は8月27日まで。問い合わせは佐賀新聞プランニング、電話0952(28)2151。(福本真理)