佐賀市の佐賀県立美術館で開かれていた体感型メディアアートの展覧会「魔法の美術館」（佐賀新聞社主催）が２７日、閉幕した。最新のデジタル技術を使った作品１５点が展示され、期間中に３万５千人を超える来場者が光あふれる魔法の世界を堪能した。　最終日は親子連れなど約２２００人が詰め掛け、各ブースには行列ができた。子どもたちは壁に触れた指先から色とりどりの花を咲かせたり、虹色に輝く道を何度も歩いてたりしていた。　家族３人で福岡市から訪れた眞名子実空さん（９）は「ロボットに変身するのが一番楽しかった」とにっこり。子どもに負けないくらい大人も夢中になっていて、祖母の内野康子さん（７４）は「ボールを投げて花火が打ち上がるのがきれいだった。孫と一緒に体を動かして楽しめた」と笑顔を見せた。（坂本有佐）