佐賀県少年野球選手権大会・NTT西日本杯争奪大会 – 佐賀新聞

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決勝 不屈の砥川、栄冠

2015年08月12日 10時17分
決勝 不屈の砥川、栄冠


 砥川少年が1点を争う激戦を延長サヨナラで制し、立花少年を退けた。


 砥川少年は初回、1番笹山の出塁を足掛かりに1点を先制したが、その後は再三の得点機で追加点を奪うことができず、五回に追い付かれて延長に突入した。


 特別ルールの延長戦では先に3点のリードを許す厳しい展開となったが、その裏に3番河端の適時打などで同点とし、さらに5番成富の左前打で試合を決めた。


 立花少年は五回、暴投で1-1に並んだ。その後は先発した日浦が粘り強く投げ、延長戦では2番山口透の左翼線への適時二塁打などで3点を加えたが、最後は踏ん張りきれなかった。


※佐賀新聞電子ビューア(http://www1.saga-s.co.jp/viewer/plan.html)に複数写真



■ハイライト 成富殊勲の左前適時打


 創部21年目のチームに悲願の優勝をもたらしたのは、5番成富碧の一振りだった。砥川少年は特別ルールの延長戦で、粘る立花少年にサヨナラ勝ち。野田利也監督は「最後まで諦めずに、ようひっくり返した」とたたえた。


 延長戦。先に3点を奪われる展開にも、諦める選手はいなかった。主将河端力輝の2点適時二塁打などで同点。その後2死となったが得点圏に走者を残し、全員が逆転を信じていた。


 ここで成富はゆっくりと打席に向かった。「応援席から『打て』と聞こえた。自分で決める」。ベンチ、スタンドの思いもバットに込め、3-1からの5球目を力強く振り抜いた。痛烈な打球が左前に落ちると、歓喜の輪が広がった。


 砥川小は1学年1クラス。部員集めにも苦労が絶えない。そんな14人の小所帯のチームが強豪を連破して頂点に立った。指揮官は「エース鴨打瑛二を中心にみんながまとまってくれた。最初で最後かもしれない」と余韻に浸った。


 県大会での優勝は初めて。優勝旗を手にした河端を先頭にダイヤモンドを一周する姿も初々しかった。ただ、これで終わりではない。11月に沖縄で開かれる「王貞治杯」への出場権を懸けた、強豪新栄少年との一戦が待っている。鴨打は「今度は無失点に抑え、自分が九州に連れて行く」と言い切った。



■立花準V真っ向勝負貫く 5年日浦、起用応える好投


 立花少年が決勝のマウンドに送り込んだのは、5年生の日浦亜生だった。準決勝を投げ抜いた主戦山口颯天の後を受けた登板。そして日浦は起用に応え、七回まで砥川少年を1点に抑える好投を見せた。


 メンバー12人の小さなチーム。6年生も6人しかいない。だが、それだけに「チャレンジ」をモットーに、少人数だからできるアイデアあふれる練習や作戦を実行してきた立花少年。打撃でも、毎日千回の素振りで鍛えた「フルスイング野球」で、犠打に頼らず投手に真っ向勝負を挑む姿勢を貫徹した。


 チームの特色を発揮した決勝。延長戦の特別ルールでは「重圧を感じた」日浦が3点を献上し、結果的に打ち負けたが、ナインには「自分たちの野球を貫いた」充実感があった。


 「格上のチームを相手に自分たちの個性を出した、真っ向勝負の野球で勝ち上がってきた」と大会を振り返った森元一監督。来年は新たな部員を入れて“いち”からのチームづくりとなるが、「またこの舞台に舞い戻ってくる」。力強く宣言した。



 ▽決勝(みどりの森県営球場)
立花少年000 010 03 4
砥川少年100 000 04x 5


  (延長八回特別ルール)
▽三塁打 日浦(立)▽二塁打 山口透(立)



砥川少年5―4立花少年


立花少年   打安点
(3) 川 田400
(7) 山口透413
(2) 北 村400
(1) 日 浦310
(8) 山口颯300
(5) 井 手210
(6) 池 田200
(4) 藤森悠300
(9) 森 下200


   計 2733


 振球犠盗失併残
 6300005


砥川少年    打安点
(3)23笹 山310
(5)  鳥 屋301
(2)12河 端412
(1)31鴨 打311
(6)  成 富311
(4)  牟田廉200
(8)   蘭 200
(9)  岸 川200
 H9  岩 田100
(7)  吉 丸200


   計 2545


 振球犠盗失併残
 0612007


投 手回 安振球
日 浦72/3406
鴨 打2 030
河 端1 011
鴨 打5 322



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