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=高校生大会= 県勢、次こそ上位進出
2014年08月23日 17時13分

今年の県総体の主力が多く残る女子・佐賀北が、3回戦で南関東総体出場の興譲館(岡山)に0-2で敗れた。横尾剛監督は「先鋒(せんぽう)、次鋒が粘って流れをつくったが、そこから一本が奪えなかった」と冷静に振り返った。
0-1で迎えた大将戦。佐賀北の栗原奈々は試合開始直後、前に出た一瞬の隙を突かれメンを奪われた。「立ち合いに注意していたけど、不用意に飛び込んでしまった」。さらに、攻めに出て動きが雑になったところを狙われ、2本目のメンを決められた。栗原は「力は相手が上だったが勝機はあった。前の4人が粘りを見せていたのに、主将の自分が2本負けしてしまい申し訳ない」と悔やんだ。
佐賀北は新チームの5人中4人が県総体の出場メンバー。県内のライバル校から追われる立場だが、新チームのテーマは「挑戦者であり続けること」。横尾監督は「全員がチームの中心になれるだけの力がある。この敗戦を糧に、さらにレベルアップしてほしい」と選手の成長を促した。
■三養基、代表者戦で涙-4回戦敗退
全国総体女子団体に出場したメンバーを擁する三養基は8強をかけた4回戦で菊池女子(熊本)に代表者戦の末、惜敗。八坂嘉博監督は「選手間の力が拮抗し総合力は高いが、裏を返せば、絶対的な柱が不在という課題が出た」と肩を落とす選手たちを見つめた。
菊池女子戦は次鋒(じほう)の諸永由希が開始直後に鮮やかにメンを決め一本勝ち。チームは波に乗るかと思われたが、その後は突き放せず、終盤に追い付かれた。
同総体を経験した大将の眞鍋奈々は「普段通りの力を、試合できっちりと出せるようにしなければ。悔しさを無駄にはしない」と出直しを誓った。