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=高校生大会= 龍谷3位 男子・代表者戦競り負け
2014年08月23日 17時15分

決勝切符をつかめず、チームの「命運」を託された主将は思わず天を仰いだ。龍谷-筑紫台(福岡)の男子準決勝。龍谷の大将・岡健士朗は相手の時田と代表者戦で6分に及ぶ熱戦を繰り広げた末、メンを決められた。「打ちに出てくる予感はあったが、足が止まってしまった」。昨年王者にあと一歩及ばず、唇をかんだ。
ただ、チームにとって決して下を向く結果ではない。今月上旬、岡が全国総体個人に出場していたこともあり、メンバーがそろったのは今大会直前の20日が最初だった。坂井宗輝監督は「編成も手探りの状態。今大会は優勝を狙いながらも稽古と違う雰囲気でどれだけやれるか、力試しという部分もあった」という。
準決勝は先行されたものの、1年生の中堅白武亮人が一本勝ちし1-1のタイに持ち込むなど、今後の成長が楽しみな選手も活躍。坂井監督は「県総体に出場した3年生と比べ、スピードやパワーは物足りず、基本動作も未熟」とチームの課題を指摘する一方、「船出」して間もない中で一定の成績を収めたことに手応えを感じたようだ。
岡も「新しい布陣で、どれだけ勢いをつけられるかをテーマに臨んだ。満足な結果とは言えないけれど、まずまずのスタートは切れた」。県総体団体での王座奪還を目指し、チーム力を磨き上げる日々が本格的に始まる。