大麻旗争奪剣道大会 – 佐賀新聞

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=小学生大会= 黒津少剣(神埼市)連続8強

2014年08月25日 18時39分
 7、8月の道場大会で敗れていた難敵へのリベンジは果たせなかった。黒津少剣は準々決勝で清流館Aに完敗し、昨年に引き続き8強。野中浩樹監督は「力では負けていない。気持ちで負けていた」と選手たちの悔しさを代弁した。

 0-2で迎えた中堅戦。5年で主将の坂井裕八は劣勢にも臆することなく攻めた。相手のメンの打ち終わりに手元が上がった瞬間を逃さず、コテを放ったが浅かった。「あと5センチ(深く)入っていれば」。2本を奪われ、敗戦が決まった。

 目標としていたベスト4入りはならなかったが、チーム一丸で勝ち上がった。3回戦からは福岡県の道場との3連戦。ただ一人の4年生、次鋒小川侑也は二島剣道教室との4回戦で2本を奪い、逆転勝ちの口火を切った。

 5回戦は、前の2戦で勝ちのなかった坂井が躍動。「みんなに助けてもらったから捨て身でいった」と果敢に攻め、前半に奪ったメンを死守し、チームを救った。

 選手たちは神埼市千代田町の幼稚園が使用していた体育館で週4日、厳しい練習に打ち込み、OBやOGの中高生とも剣を交える。悲願の「大麻旗初優勝」に向け、坂井が「勝とうという強い気持ちが必要」と言えば、小川は「自主練習をして、誰にも負けない体をつくる」。力強く成長を誓った。
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