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=小学生大会= 清流館A(佐賀市)1本差惜敗
2014年08月25日 18時42分

1年越しで「王座」の夢に突き進む剣士たちの前に、隣県のライバルが立ちはだかった。昨年準優勝の清流館は準決勝で如水館A(福岡)に本数一本の差で敗れ3位。今大会を含め、今季7度の対戦はすべて本数差や代表者戦の末に惜敗。古川恵一監督は「追い付けるようで追い付けない。結果以上に“壁”は高いのか」と悔やんだ。
次鋒(じほう)立花愛莉が開始約1分半で鮮やかな引きメンを決め一本勝ちした。立花に続こうと、以降の選手たちも果敢に攻め立てる。しかし、全国道場少年大会(7月)のベスト16をかけた試合で清流館を破り、そのまま日本一に駆け上がった如水館は容易に「次の一本」を与えてくれない。逆に副将戦で一瞬の隙を突かれて二本勝ちされた。選手たちは「相手はリードされても跳ね返してやろうという強い気持ちで向かってきた」と肩を落とした。
それでも、3月の全国スポーツ少年団交流大会で3位に入った底力は十分に発揮した。この日は初戦から準決勝までの6試合のうち、4試合で5人全員が二本勝ち。スピード感のある攻め、開始数秒で一本を取れる打突の確実性の高さは目を引いた。
「卒業するまでに何とか如水館に勝ちたい」とチームの思いを代弁した主将の古川寛華。不断の努力で、必ずライバルに雪辱を果たしてみせる。