女子・佐賀商は、初戦の２回戦で尚絅（熊本）に２－１で競り勝って３回戦に進んだ。主将の大串優和は「全員で盛り上げて勝つことができた」と喜び、城ケ崎郁剛監督も「緊張せずに戦ってくれた」とたたえた。

　１回戦を突破し勢いに乗る尚絅に対し、佐賀商の選手たちは落ち着いていた。次鋒（じほう）の西村真由が一本勝ちを収めると、「リードした状態で後ろに回す」と１年生の安永早希が二本勝ち。相手の粘りもあったが、２－１で迎えた大将戦では大串が「守らずに強気で攻め込む」と果敢に前に出て振り切った。

　２１日の３回戦は樟南（鹿児島）と激突。大串は「自分たちらしさを出し切って勝ち抜きたい」と力を込めた。