大麻旗争奪剣道大会 – 佐賀新聞

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高校生男子 龍谷、一丸の栄冠 7年ぶり9度目

2015年08月22日 10時55分
高校生男子 龍谷、一丸の栄冠 7年ぶり9度目
 

 第37回大麻旗争奪剣道大会第2日は21日、佐賀市の県総合体育館で高校生大会の男女決勝までがあり、男子は龍谷が7年ぶり9度目、女子は筑紫台(福岡)が2年ぶり5度目の優勝を果たした。

 

 男子決勝は龍谷が2-1で西大寺(岡山)を下し、女子決勝は筑紫台が阿蘇中央(熊本)を代表者戦で破った。このほか、県勢では女子の龍谷と白石が3位に入った。

 

 第3日は22日、同体育館で中学生大会があり、男女計251チームが出場する。

 

■「思い切りいけ」流れ呼ぶ 

 

坂井監督、手応え十分 「誰が出ても堅実」

 

 激しいレギュラー争いを繰り広げる剣士たちの太刀が、7年ぶりの頂点を呼び込んだ。男子の龍谷は決勝で西大寺(岡山)を2-1で下して優勝。坂井宗輝監督は「誰かがヒーローになるのではなく、誰が出ても堅実に戦えたことに意味がある」とうなずいた。

 

 西大寺との決勝。「負けてもいいから思い切りいけ」という指揮官の言葉に先鋒(せんぽう)の合瀬友貴が応えた。開始18秒、豪快に飛び込みメンを決めると、「自分が流れをつくる」とさらにメンを奪った。

 

 チームはその後も守りに入らず、副将・藤田大征の二本勝ちで優勝を決めた。決勝を含む6試合で一戦ごとにヒーローが入れ替わり、大将の井口温志は「全員で勝ち取った優勝」と喜んだ。

 

 部員は17人。レギュラーは固定されておらず、新チーム始動以降の3大会に出場したメンバーはいずれも異なるという。坂井監督は「きょうのメンバーが次も出るとは限らない。きょう出なかった選手も『次は自分が』という気持ちを見せてほしい」とハッパを掛ける。

 

 決勝直後のミーティングで「ここ(大麻旗優勝)が始まりだ」と確認し合った。「積極的に一本を奪いにいくチームにしていきたい」と井口。来年の夏を笑顔で終えるため、さらに厳しい稽古に励む覚悟だ。

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