○…一瞬の隙を突かれた。男子の県王者・三瀬中Ａは準々決勝で如水館Ａ（福岡）と戦い、代表者戦まで粘ったが惜敗。駒を進めることはできなかった。野田秀和監督は「もう１本をもぎ取る勝利への執念は相手が上だった」と評した。

　１－２で迎えた大将戦。相手に１本も与えず、２本勝ちをしないと代表戦へ持ち込めない厳しい状況だった。大将・江口凌雅は、過去の対戦経験から「打ち合いになったら、最後はメンにくる」と勝負時を狙っていた。好機を逃さずコテを決めると、最後はイチかバチかでメンに飛び込んだ。

　代表者戦ではほんの少し気を抜いたところでメンを決められた。「次は自分が相手の隙を突いて日本一に」と江口。１０日後に迫った全国大会でのリベンジを誓った。