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中学生女子 龍谷、執念の頂点
2018年08月13日 15時31分
大将東堂 2戦連続代表戦制す
飛び込んで奪った“執念の1本”が優勝をたぐり寄せた。大接戦となった女子決勝は、龍谷中が神埼中を破って3年ぶりに女王の座い就いた。代表者戦でこん身のコテを決めた大将・東堂陽葵は「つないでくれた仲間のおかげ。3年間の集大成の大会で勝ててよかった」と喜んだ。
東堂は準決勝・三瀬中戦に続き、代表戦者に臨んだ。「自分が負けて終われない」とプレッシャーもあったが、周りをチームメートが笑顔で囲んだ。「(東堂なら)大丈夫、やれるよ」。仲間の言葉に励まされ、奮起した。吉村拓也監督は「うちは東堂のチーム。負けたらしょうがない」と全幅の信頼を置いて送り出した。
疲れはピークに達していたが、県総体で敗れ、全国大会に出場できなかった悔しさを力に変えた。最後は出足鋭く飛び込み、倒れながらコテを打ち込んだ。当たった感触はあったが、「決まっていない」と思って立ち上がると、喜ぶ仲間の姿が見えた。監督、選手全員がうれし涙を流した。
吉村監督は「この子たちは勉強もしっかりやり、生活態度もまじめ。本当にいい子たち」と選手たちを手放しで褒めた。
龍谷は中高一貫校。東堂は「高校でも夢に向かって頑張りたい」。大好きな仲間たちとともに、新たなステージを歩んでいく。
女子決勝
龍谷中1―1神埼中
土井 メ―メ 佐藤
○井口 メ― 糸山陽
塚本 ―メ 牛嶋○
福田 ― 松本
東堂 ― 糸山夕
(代表者戦)
○東堂 コ― 糸山夕