三人展「Forward Stroke ―明日への眼差し―」佐賀県立美術館 – 佐賀新聞

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<三人展を観て(8)>中島邦子さん(ギャラリスト、佐賀市)

2018年10月28日 10時21分
<三人展を観て(8)>中島邦子さん(ギャラリスト、佐賀市)
八谷さんの県立美術館初展示は良かった。鳥のイメージが湧き上がる機体やこれまでの開発の推移を映す映像を含めて、年月を掛けて今に至ることが見える展示だ。

機体のみを見てアートだとは見えにくいが、オープンスカイプロジェクトは生きざまさえも込めて15年の時の積み重ねが作品だと思える。ゼロから物を生み出すことにせん望を覚える。若い頃に風になりたいと思った気持ちがよみがえった。

葉山さんの部屋は、一歩踏み入れたときに鳥肌が立つような感覚になった。県立美術館じゃないみたい。ここだけは一人の静かな環境で見ていたい。ギャラリーではできない特別な展示。「よくぞ思い切ってくれた」と思う。県立美術館でも、このような見せ方をもっともっとやってほしい。

池田さんの展示は、壁が多く区切りすぎだと感じた。空間に比較して作品数が多いのかなとも思うし、もっと大作を中心に見たかった。「誕生」は今まで見たことのないサイズ感に圧倒されたし、作品はどれも素晴らしい。でも、やっぱり大きな新作を見てみたい。

個展形式の展示は、それぞれの作家の個性が満喫できて良かった。ただ、この3人をなぜ選んだのか、もう少し分かりやすい提示があれば良かったのでは。

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