三人展「Forward Stroke ―明日への眼差し―」佐賀県立美術館 – 佐賀新聞

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若手作家、成長示す3人展 佐賀市のバジルバジルで2月18日まで

2024年01月16日 15時00分
若手作家、成長示す3人展 佐賀市のバジルバジルで2月18日まで
 若手作家3人が、昨年を総括するグループ展を開いている。同じメンバーで年に1回開き3度目を迎え、アクリル画やグラフィックなどの作品を通して1年間の変化や成長を示す。 三角形の支持体がアイコンになっている小城市の池田▲明後日(本名・池田遥)さん(33)は、新作の連作4点と旧作3点を並べた。信頼できる作家と表現を尊重してくれる店で開くグループ展で「『縛りを外したほうがいいんじゃない』など意見をもらい、新たなアイデアが開けてきた」と目を輝かせる。 佐賀市の405(本名・松尾容子)さん(31)は、動物2匹が寄り添うグラフィックアートで、コロナ禍を通して得た実感を表現する。「昨年は新型コロナウイルスが5類になり、離れていた人との距離が緩やかにほどけてきたのがうれしい」と語り、「会える今、会いたい人に会いに行こう」というメッセージを作品に託した。 神埼市のtowa-towa(本名・原口堅太郎)さん(39)は、デジタルでの作画やだるまへの描画に挑戦した。「みんな違って、みんな良い」をテーマに個性豊かな卵を描いた10点は、今後絵本にすることを考えているという。 池田さんは「年に1度、自分を確認するチューニング作業のような展覧会」と笑顔を見せていた。(花木芙美) ▼佐賀市鍋島町の「伊酒屋バジルバジル」で2月18日まで。月曜(祝日の場合は火曜)、第2木曜定休。

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