梧竹・蒼海顕彰第29回佐賀県書道展開幕 迫力の筆遣い、墨の美485点
2021年05月26日 11時41分

佐賀県内最大の書の公募展「梧竹・蒼海顕彰第29回佐賀県書道展」(佐賀新聞社主催)が25日、佐賀市の県立美術館で始まった。委嘱部門で大賞に輝いた森山映泉(えいせん)さん(佐賀市)の漢字「許渾詩」をはじめ、優秀作計485点を前後期に分けて展示する。入場無料、6月5日まで。
大賞・準大賞と佐賀新聞社賞、一般公募の特別賞受賞作、顧問・審査会員作など106点は会期を通じて展示する。佳作以上や委嘱作家らの作品は前期(30日まで)と、後期(6月1~5日)に分ける。前期には計295点が並ぶ。会場では迫力ある筆遣いや墨色と余白の美を表現した書などさまざまな作品を楽しむことができる。。
鹿島高の書道部で森山さんに師事した同校3年の中嶋新菜さんは、みずみずしい調和体「金子みすゞの詩」で二科高校生の部の優秀賞を受賞した。母の美保子さん(45)=嬉野市=は「作品に今の娘がよく出ている。美術館に先生の作品と一緒に並ぶのをとても喜んでいた」と話した。
問い合わせは佐賀新聞プランニング内の県書道展事務局、電話0952(28)2151。(花木芙美)