佐賀県書道展

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佐賀県書道展、大賞に森山さん(佐賀市)

2024年04月16日 08時00分
佐賀県書道展、大賞に森山さん(佐賀市)
 梧竹・蒼海顕彰第32回佐賀県書道展(佐賀新聞社主催)の最終審査が13、14の両日、佐賀市の佐賀新聞社で開かれた。委嘱作品から選ぶ大賞に佐賀市の森山南斗(なんとう)さん(30)の漢字「顧瑛(こえい)詩」が輝いた。 1次審査を通過した公募作品75点と高校生作品114点、委嘱作品122点の計311点を審査した。審査委員長は創玄書道会理事長で毎日書道会理事の永守蒼穹さん(73)=埼玉県=が務めた。 大賞作品は、線のリズムと勢いから作者の息遣いが感じられるとして高く評価された。森山さんは「大賞は公募展の『顔』。選んでもらえて素直にうれしい」笑顔を見せた。 二席の準大賞には多久市の瀬戸口汀霞(ていか)さん(61)らの作品5点が選ばれた。一般公募の部で最高賞の県知事賞は、佐賀市の古川将甫(しょうほ)さん(33)の漢字「韋應物(いおうぶつ)詩」が受賞した。高校生から選ぶ新人賞には、佐賀女子高3年の山田野乃花さん(17)の調和体「木簡」など5点が選ばれた。 佳作以上の公募作品と高校生の優秀作品、審査会員と委嘱の作品は、前期(5月28日~6月2日)と後期(6月4~8日)に分けて佐賀市の佐賀県立美術館で展示する。(花木芙美)

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