佐賀県出身で近代日本の代表的な書家中林梧竹と副島蒼海（種臣）を顕彰し、書道界の発展につなげる「第33回佐賀県書道展」（佐賀新聞社主催）の一般公募作品の受け付けが22日、佐賀市の佐賀新聞社で始まった。持参受け付けは23日午後1～4時まで。郵送での出品は25日必着。　全国公募で、国内在住の高校生以上が出品できる。部門は（1）漢字（2）かな（3）調和体（近代詩文）（4）少字数書（2字以内）（5）墨象（6）篆刻（てんこく）（7）刻字（木彫）。昨年は一般公募に359作品の応募があった。　審査委員長は九州国立博物館（福岡県太宰府市）の富田淳館長が務める。1次審査は3月16日、2次審査は4月中旬に行われ、大賞などを決める。若手書家の育成、佐賀の書道文化の向上につなげる趣旨で開催され、入賞作品は前期（6月3～8日）、後期（6月10～14日）の日程で佐賀市の県立美術館で展示する。（中島幸毅）