2025年03月17日 18時00分
佐賀県出身の近代日本の代表的書家・中林梧竹と副島蒼海(種臣)を顕彰し、書道文化の向上を図る「第33回佐賀県書道展」(佐賀新聞社主催)の1次審査が16日、佐賀市の佐賀新聞社であった。一般公募に全国から358点の応募があり、68点が最終審査に進んだ。 漢字、かな、調和体(近代詩文)、少字数書(2字以内)、墨象、篆(てん)刻(こく)の6部門に作品が寄せられた。刻字(木彫)部門に応募はなかった。 1次審査では、地元審査員21人が二科高校生の作品を除く226点を各部門に分かれて採点した。大串涯山常任顧問(77)は「指導する先生から一生懸命学び、超えていこうという姿がにじみ熱意が伝わる作品が多かった」と話した。 最終審査は4月上旬に実施、県知事賞などの入賞者を決める。結果は5月中旬に発表する予定。 佳作以上は顧問・審査会員、委嘱作品とともに前期(6月3日~8日)、後期(10日~14日)に分け、佐賀市の県立美術館に展示する。(川﨑久美子)