竹久夢二展 ~佐賀で巡り合う大正浪漫の世界~ 佐賀県立美術館 – 佐賀新聞

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心捉える美人画 竹久夢二特別展、1月2日開幕 佐賀市の県立美術館

2023年01月01日 07時30分
心捉える美人画 竹久夢二特別展、1月2日開幕 佐賀市の県立美術館
 大正ロマンを象徴する叙情画家竹久夢二(1884~1934年)の新春特別展が2日から佐賀市の県立美術館で開かれる。正月らしい華やかな美人画、生涯を振り返ったかのような晩年の名品など200点以上を飾り、その足跡を作品とともに紹介する。2月12日まで。 美術学校に通うことなく、海外の雑誌や画集から絵を学んだ夢二。すらりとした手足に、伏し目がちな瞳が特徴の“夢二式”と呼ばれる美人画を確立し、多くの若者の心を捉えた。 当時、夢二がデザインした雑貨を取り扱う「港屋」は繁盛した。千代紙や半襟に施されたモダンなデザインは流行し、街中は“夢二式”に近づこうとした女性であふれた。近代化の波と、夢二の才能は合致し、雑誌や楽譜の装丁、ポスターなどの商業デザインと、幅広い分野で活躍した。 会場では、今でも「レトロかわいい」と人気の夢二デザインのグッズも多くそろえる。(福本真理) ▼開場時間は午前9時半~午後6時(最終入場は午後5時半まで)。休館日は10、16、23、30日、2月6日。観覧料は一般1000円、中高生500円。小学生以下無料。

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