佐賀県立美術館（佐賀市）で開催中の新春特別展「竹久夢二展」（佐賀新聞社主催）の来場者が、５千人を突破した。人気の美人画をはじめ、最愛の女性を描いた晩年の油絵など希少な作品も多く、訪れた人たちは大正ロマン漂う世界に浸っている。　５千人目は有田町の上瀧（こうたき）幸二さん（７５）、菊江さん（７１）夫妻。記念品として、夢二が描いた婦人グラフの挿絵「雪の夜の伝説」の版画、夢二ファンで知られる女優緒川たまきさんのサイン入りの展覧会パンフレットが贈られた。　菊江さんは「雑誌でしか見たことがなかったので、実物が見たくて来ました。実際の作品は目に憂えがあってきれいで、優しかですね」と話した。　特別展は２月１２日まで。開場時間は午前９時半～午後６時（最終入場は午後５時半）。月曜休館。観覧料は一般千円、中高生５００円。小学生以下無料。問い合わせは佐賀新聞プランニング、電話０９５２（２８）２１５１。（福本真理）